涅槃仏ねはんぶつ)” の例文
其真下に涅槃仏ねはんぶつのような姿に横っているのが麻呂子山だ。其頂がやっと、講堂の屋の棟に、乗りかかっているようにしか見えない。こんな事を、女人にょにんの身で知って居るわけはなかった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)