“涅槃像”の読み方と例文
読み方割合
ねはんぞう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本堂のような所にはアラバスターの仏像や、大きな花崗石みかげいしを彫って黄金を塗りつけた涅槃像ねはんぞうがある。T氏はこれに花を供えて拝していた。
旅日記から (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
須弥山しゅみせん図だの涅槃像ねはんぞうだの、いろいろの、古い仏画をいて懇望して、丁度学校の教員室に掛っている地図のように、所きらわず部屋の四壁へぶら下げて見た。
秘密 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「その石の粉で描いた涅槃像ねはんぞうが現に東福寺の宝物ほうもつになっている」
ガラマサどん (新字新仮名) / 佐々木邦(著)