“よこと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
横戸40.0%
20.0%
横綴20.0%
横飛20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鎧潟よろひがたに近き横戸よこと村の長徳寺、谷根たにね村の行光寺も怪力くわいりよくのきこえたかし。此人々はいづれもひとりしてつりがねかろかけはづしするほどの力は有し人々なり。
電信の柱長く、ななめに太き影のよことうたるに、ふと立停たちどまりて、やがてまたぎ越えたれば、鳥の羽音して、高く舞い上れり。星は降るごとし。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
煙管きせるは火鉢によことうたり。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
すると、捜索隊の一人が、山の古宮ふるみやの境内の青萱の中から拾ったとて、美濃みの横綴よことじの手帳を持って来た。云うまでもなくそれは直芳の物で、途中の風景その他が写し取ってあった。
壁の眼の怪 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
さつしあれ、知己ちき方々かた/″\。——わたし下駄げたひきずつて横飛よことびに逃出にげだした。
雨ふり (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)