横綴よこと)” の例文
すると、捜索隊の一人が、山の古宮ふるみやの境内の青萱の中から拾ったとて、美濃みの横綴よことじの手帳を持って来た。云うまでもなくそれは直芳の物で、途中の風景その他が写し取ってあった。
壁の眼の怪 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)