“はくか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薄荷71.4%
白花14.3%
蕃荷菜14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その與吉よきちみなみ女房にようばうから薄荷はくかはひつた駄菓子だぐわしを二つばかりもらつた。うら垣根かきねから桑畑くはばたけえてあるきながら與吉よきち菓子くわししやぶつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
詩人が歌う緑蔭りょくいん幽草ゆうそう白花はくかを点ずるの時節となって、はたけの境には雪の様にの花が咲きこぼれる。林端りんたんには白いエゴの花がこぼれる。田川のくろには、花茨はないばらかんばしく咲き乱れる。然し見かえる者はない。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
次は、肉を刻み油でいため、蕃荷菜はくかをかけたものだ。これも、乙である。その次は、テキである。これは硬くて歯がとおらなかった。カツも出たが、カツも同様だ。
たぬき汁 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)