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薄荷
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はくか
ふりがな文庫
“
薄荷
(
はくか
)” の例文
亞米利加
(
あめりか
)
の
薄荷
(
はくか
)
、
鐵線蓮
(
かざぐるま
)
、
留紅草
(
るこうさう
)
、もつと優しい鳩のやうな肉よりも、おまへたちの方がわたしは
好
(
すき
)
だ。
滅
(
ほろ
)
んだ花よ、むかしの花よ。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
其
(
その
)
夜
(
よ
)
與吉
(
よきち
)
は
南
(
みなみ
)
の
女房
(
にようばう
)
から
薄荷
(
はくか
)
の
入
(
はひ
)
つた
駄菓子
(
だぐわし
)
を二つばかり
貰
(
もら
)
つた。
裏
(
うら
)
の
垣根
(
かきね
)
から
桑畑
(
くはばたけ
)
を
越
(
こ
)
えて
歩
(
ある
)
きながら
與吉
(
よきち
)
は
菓子
(
くわし
)
を
舐
(
しやぶ
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
それと一しよに、ほかの二人は、へんな薬の草を口へ一ぱい入れこんで、ふう/\と、あたり一面へ、
薄荷
(
はくか
)
のやうなきついにほひのする
烟
(
けむり
)
をはき出します。
蛇つかひ
(新字旧仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
籃藍は
相通
(
さうつう
)
である。第三には
萍
(
へい
)
がある。平は萍と通ずる。第四には
滑石
(
くわつせき
)
がある。第五に
薄荷
(
はくか
)
がある。第六に
蒨草
(
せんさう
)
がある。洗蒨は相通である。第七に
五加
(
ごか
)
がある。五加と吾家とは音通である。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
八五郎はまた遠慮の無いことを言ひますが、平次はそれに取合はうともせず、いきなり手近の茶店の縁臺に腰をおろして、八五郎が氣にした豆ねぢと
薄荷
(
はくか
)
を出させ、ぬるい澁茶に喉を
潤
(
うる
)
ほします。
銭形平次捕物控:284 白梅の精
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
「おゝ
薄荷
(
はくか
)
だこら、
口
(
くち
)
ん
中
(
なか
)
すう/\すら、おとつゝあげも
遣
(
や
)
つて
見
(
み
)
ろ」おつぎは
又
(
ま
)
た
菓子
(
くわし
)
へ
手
(
て
)
を
掛
(
か
)
けようとすると
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
亞米利加
(
あめりか
)
の
薄荷
(
はくか
)
の花、愛の衰にふりかける
胡椒
(
こせう
)
。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
“薄荷”の意味
《名詞》
薄荷(はっか)
シソ科ハッカ属の植物の総称。
1.のうち、日本薄荷やペパーミントのこと。
(出典:Wiktionary)
薄
常用漢字
中学
部首:⾋
16画
荷
常用漢字
小3
部首:⾋
10画
“薄荷”で始まる語句
薄荷糖
薄荷草
薄荷水
薄荷酒
薄荷莢蒾
薄荷入
薄荷火酒