薄荷はつか)” の例文
永山ながやま比布ぴつぷ蘭留らんると、眺望ながめは次第に淋しくなる。紫蘇しそともつかず、麻でも無いものを苅つて畑に乾してあるのを、車中の甲乙たれかれが評議して居たが、薄荷はつかだと丙が説明した。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
あはつけきわが初戀のかなしみにふる雪は薄荷はつかの如く
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
薄荷はつかに似たるうす涙
酒か、薄荷はつかか、いつのまに
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)