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舐
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なめ
ふりがな文庫
“
舐
(
なめ
)” の例文
熊手をあげて
我
(
わし
)
が口へ
柔
(
やはらか
)
におしあてる事たび/\也しゆゑ、
蟻
(
あり
)
の事をおもひだし
舐
(
なめ
)
てみれば
甘
(
あま
)
くてすこし
苦
(
にが
)
し。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
如何
(
どう
)
いうものだか、内でお
祖母
(
ばあ
)
さんが
舐
(
なめ
)
るようにして可愛がって呉れるが、一向嬉しくない。
反
(
かえっ
)
て
蒼蠅
(
うるさ
)
くなって、出るなと
制
(
と
)
める袖の下を潜って外へ駈出す。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
その日まで悪だと思っていたものが善となり、その善に対して善を報いなければならなくなる。番犬であって、しかも敵の手を
舐
(
なめ
)
る。氷であって、しかも溶解する。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
お幸も時子も茂子も小妻も鶴子も、まずそうに
舐
(
なめ
)
るようにゆる/\と湯気の白くたつ粥をもてあつかっていた。本当に空腹からうまそうに啜っているのは米子と市子の二人の少女のみであった。
地上:地に潜むもの
(新字新仮名)
/
島田清次郎
(著)
何でも洋装の女より十分間ばかり前に来て、三人でちびちび珈琲を
舐
(
なめ
)
ていたようです。客が多ければ追い返してやるんでしたけど……それから女が出て行くと直ぐあとから引き上げて行きました。
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
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小
(
ちッ
)
ぽけなむくむくしたのが重なり合って、首を
擡
(
もちゃ
)
げて、ミイミイと乳房を探している所へ、親犬が
余処
(
よそ
)
から帰って来て、
其側
(
そのそば
)
へドサリと横になり、
片端
(
かたはし
)
から抱え込んでベロベロ
舐
(
なめ
)
ると
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
舐
漢検1級
部首:⾆
10画
“舐”を含む語句
舌舐
横舐
油舐坊主
舐子
一舐
舐廻
口舐
舐犢
舐出
鬼舐頭病
面舐
足舐
舐物
舐殺
舐尽
総舐
御舐
塩舐
上舐