“みつけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
見附57.1%
見付20.8%
発見18.2%
發見2.6%
看附1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さらに三人連れだって殺気のあふれた町々を浅草橋の見附みつけから筋違すじかいの見附まで歩いて行って見たのは二十三日のことであったが
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「ではそちも、鏃鍛冶やじりかじとは世をあざむく稼業かぎょうで、まことは蚕婆とおなじように、人穴城ひとあなじょう見付みつけをいたしているのであろうが!」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だが、電車の運転手に発見みつけられた禿頭だけは樺太人かばふとじんに見せまいとして、大型の絹帽きぬぼうをすぽりと耳までかぶる事を忘れなかつた。
それから二人ふたり種々いろ/\談話はなしをしてうち懇意こんいになり、ボズさんが遠慮ゑんりよなくところによるとぼく發見みつけ場所ばしよはボズさんのあじろのひとつで、足場あしばはボズさんがつくつたこと
都の友へ、B生より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
うちの横町の角迄来てくすぐッたいような心持になって、そッと其方角を観る。果してポチが門前へ迎えに出ている。私を看附みつけるや、逸散いっさんに飛んで来て、飛付く、める。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)