“看守”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんしゅ66.7%
みまも25.0%
かんしゆ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
名案めいあんですな。ハルステッド刑務所けいむしょ看守かんしゅたちが知ってる男に、警察犬けいさつけんっておる男がいるそうですから、さっそく手配てはいしましょう」
兄はそれにはかまわずにも一度梁木の上に立ち上った。そして今度は五寸ぐらいずつ小刻みに丹念に歩いていった。下の人たちは笑いながら蒼くなってそれを看守みまもった。
青草 (新字新仮名) / 十一谷義三郎(著)
僕に中世紀を思ひ出させるのはいかめしい赤煉瓦あかれんぐわの監獄である。若し看守かんしゆさへゐなければ、馬に乗つたジアン・ダアクの飛び出すのにつても驚かないかも知れない。
都会で (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)