みと)” の例文
さびしい晩年には小説に筆を染められようとしたが、それも病のためにはかばかしからず、母堂にみとられてこの世を去った。
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
どうにか芝居の稽古までになおった彼女は、恩師をみとる暇もなく稽古場へ行った。
松井須磨子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)