かん)” の例文
しかもなほ力のきわまるを知らず、女子教育の必要を論じ、日本服の美的価値を論じ、内務省の牛乳取締令を論ず。ほとんど病人とは思はれざるのかんあり。
病中雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
我等は手足をうごかして熔岩の塊を避けつゝ進めり。色せたる月の光と松明まつの光とは、岩の隈々くま/″\に濃き陰翳をかたちづくりて、深谷のかんをなせり。忽ち又例の雷聲を聞きて、火柱は再び立てり。
ちょうど龍翔りょうしょうかんはあっても、人やつるぎが我々に見えないのと同じことですよ
秋山図 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)