“しょくもつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
食物96.9%
喰物3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
和郎さんは消化こなすのが役、私は絞るのが役だから和郎さんの方でよく食物しょくもつを消化してくれれば私だって絞る仕事も楽だけれども
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
お前さんの食べられる食物しょくもつもあるから、おいでなさいよと云いたかったが、心の余裕がなかったので、思い詰めている男の名を
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
殊に傭人等やといにんらは日々馬鈴薯と豆類のみを多く喰するをたのしみとするのみなるを以て、折には異る喰物しょくもつを大に楽とするのみなり。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
如何いかんせん精神上に於ける言うべからざるの欝を以てし、且つ全身は次第に衰弱して喰料を※じ、動作困難にして、耳鳴眩暈めまいして読書するにも更に何の感も無く、亦喰物しょくもつに味無く、只恍惚たるのみ。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)