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にざかな
ふりがな文庫
“にざかな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
煮肴
92.9%
煮魚
7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
煮肴
(逆引き)
「新井田の方はあと廻わしだ」そう彼はまた独りごちて、
狸
(
たぬき
)
小路のいきつけの
蕎麦屋
(
そばや
)
にはいった。そして
煮肴
(
にざかな
)
一皿だけを取りよせて、熱燗を何本となく続けのみにした。
星座
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
煮肴
(
にざかな
)
に
羊栖菜
(
ひじき
)
や
相良麩
(
さがらぶ
)
が附けてあると、もうそろそろこの
嗅覚
(
きゅうかく
)
の
hallucination
(
アリュシナション
)
が起り掛かる。そしてそれが青魚の未醤煮に至って窮極の程度に達する。
雁
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
にざかな(煮肴)の例文をもっと
(13作品)
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煮魚
(逆引き)
彼はいつも和服——特に
浴衣
(
ゆかた
)
を好んだ——を着、
畳
(
たたみ
)
の上に
正坐
(
せいざ
)
し、日本の
煙管
(
きせる
)
で
刻煙草
(
きざみたばこ
)
を
詰
(
つ
)
めて吸ってた。食事も米の飯に
味噌汁
(
みそしる
)
、野菜の
漬物
(
つけもの
)
や
煮魚
(
にざかな
)
を食い、夜は二三合の日本酒を
晩酌
(
ばんしゃく
)
にたしなんだ。
小泉八雲の家庭生活:室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
にざかな(煮魚)の例文をもっと
(1作品)
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