“里正”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
りせい	66.7%
まちしやうや	16.7%
むらをさ	16.7%

りせい

令はそこでそれをまた里正（りせい）に催促して献上さした。市中の游侠児（あそびにん）は佳（よ）い促織を獲ると篭（かご）に入れて飼い、値をせりあげて金をもうけた。

促織 (新字新仮名) ／ 蒲 松齢(著)

まちしやうや

（神使社頭へ皈る時里正（まちしやうや）の家に立より酒肴のまうけあり）神使社内へ皈（かへ）りしを見て踊（をど）りの行列（ぎやうれつ）を繰（くり）いだす。

北越雪譜：03 北越雪譜初編 (新字旧仮名) ／ 鈴木牧之、山東京山(著)

むらをさ

さもあれや、わが「性欲（せいよく）」の里正（むらをさ）は窺（うかが）ひ寄りて

有明集 (旧字旧仮名) ／ 蒲原有明(著)

“里正”の意味

《名詞》

庄屋。村長。
(出典:Wiktionary)

“里正”の解説

里正（りせい）とは、古代中国および近代以前日本の役職名である。時代により内実に差異があるが、おおよそ民の最上位もしくは官の最下位を行き来し、あるいは官民境界線上にいた役職である。江戸時代の庄屋の原型となり、また、庄屋の別名としても使われた。
(出典:Wikipedia)

里	常用漢字 小２ 部首:⾥ 7画
正	常用漢字 小１ 部首:⽌ 5画