“りせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
里正28.6%
理性14.3%
吏生14.3%
李姓14.3%
李生14.3%
李成7.1%
釐正7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
智者横井は知行二百石足らずの家とは云ひながら、かく細川家の奉行職ぶぎやうしよくの子に生れたのに、父は岡山在の里正りせいの子に生れた。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
ロレ まゝゝ、滅相めっそうなことをすまい。これ、をとこではないか? 姿すがたればをとこぢゃが、そのなみだ宛然さながら女子をなごぢゃ。狂氣きちがひめいたその振舞ふるまひ理性りせいのない獸類同然けだものどうぜん
と、簡単だったので、穀倉院へ行ったところ、そこの吏生りせいがいうには
李姓りせいのなにがしという男が中州に旅行している時、その土地に大水が出たので、近所の山へ登って避難することになったが、水はいよいよみなぎって来たので
隴西ろうせい李生りせいという若い男があった。名は徳逢とくほう、年は二十五、剛胆な生れで、馬にり、弓を射るのが得意であったが生産を事としないので、郷党の排斥を受けて、何人たれも相手になってくれる者がない。
申陽洞記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
そして大刀聞達だいとうぶんたつも、副将李成りせいも、それぞれ、残兵の中に押しまれながら、まるで身一つのようなぶざまで逃げ帰って来た。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
長官の梁中書りょうちゅうしょは、兵馬総指揮の天王李成りせい大刀聞達だいとうぶんたつ、そのほか、南北の両奉行、以下の役人らを、ずらと目の前において。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
同じ九年胡惟庸こいよう命を受けて釐正りせいするところあり、又同じ十六年、二十二年の編撰へんせんを経て、ついに洪武の末に至り、更定大明律こうていたいみんりつ三十巻大成し、天下にわかち示されたるなり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)