“大刀聞達”の読み方と例文
読み方割合
だいとうぶんたつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして大刀聞達だいとうぶんたつも、副将李成りせいも、それぞれ、残兵の中に押しまれながら、まるで身一つのようなぶざまで逃げ帰って来た。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
長官の梁中書りょうちゅうしょは、兵馬総指揮の天王李成りせい大刀聞達だいとうぶんたつ、そのほか、南北の両奉行、以下の役人らを、ずらと目の前において。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
北京府の兵馬総指揮官——大刀聞達だいとうぶんたつと天王李成りせいという正副の二将軍——が城外百余里の地、飛虎峪ひこよくとよぶ山、また槐樹坡かいじゅはとよぶ街道のけんに、布陣すべく、大兵で出勢して行った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)