“佳香”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かこう50.0%
よきか50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この開展かいてんせる瑩白色花蓋えいはくしょくかがいへんの中央に、鮮黄色せんおうしょくを呈せる皿状花冕さらじょうかべんえ、花より放つ佳香かこうあいまって、その花の品位ひんいきわめて高尚こうしょうであることに、われらは讃辞さんじしまない。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
薔薇ばら玫瑰まいかい(日本の学者はハマナシ、すなわち誤っていうハマナスを玫瑰まいかいとしていれど、それはむろん誤りである)も同国人にとうとばれ、その花に佳香かこうがあるので茶に入れられる。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
我ためらはず岸を去り、しづかに/\野を分けゆけば、地はいたるところ佳香よきかを放てり 四—六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)