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水溜
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みづたま
ふりがな文庫
“
水溜
(
みづたま
)” の例文
何も
彼
(
か
)
もよかつたのです、その時は。清らかで健康で、どんなに外から水が
滲
(
し
)
み込んで來ても汚ならしい
水溜
(
みづたま
)
りにはならなかつたのです。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
森の中の小さな
水溜
(
みづたま
)
りの
葦
(
あし
)
の中で、さっきから一生けん命歌ってゐたよし切りが、あわてて早口に
云
(
い
)
ひました。
よく利く薬とえらい薬
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
三人連は
矢張
(
やはり
)
話しながら新屋敷の方へ向いて行く。坂の途中からは真暗であるが、慣れた道と見えて巧に
水溜
(
みづたま
)
りを
避
(
よ
)
けて行く。
後
(
うしろ
)
から見れば
長靴
(
ながぐつ
)
の拍車が光る。
金貨
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
振
(
ふ
)
りながら何の御禮に及びませうぞ
夫
(
それ
)
其處
(
そこ
)
は
水溜
(
みづたま
)
り此處には石が
轉
(
ころ
)
げ有りと
飽迄
(
あくまで
)
お安に安心させ
何處
(
どこ
)
へ
連行
(
つれゆき
)
殺
(
ばら
)
さんかと心の内に目算しつゝ麹町をも
疾
(
とく
)
過
(
すぎ
)
て初夜の
鐘
(
かね
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
至るところの
水溜
(
みづたま
)
りで女達が洗濯してゐた。目のくらむ程暑い往来に石炭酸の匂が残つてゐた。私は北京のよりも性急に走る人力車に乗つて、曾老人の添書を携へて若夫人を訪ねた。
南京六月祭
(新字旧仮名)
/
犬養健
(著)
▼ もっと見る
束
(
たば
)
になつて
倒
(
たふ
)
れた
卒塔婆
(
そとば
)
と共に
青苔
(
あをごけ
)
の
斑点
(
しみ
)
に
蔽
(
おほ
)
はれた
墓石
(
はかいし
)
は、岸と
云
(
い
)
ふ限界さへ
崩
(
くづ
)
れてしまつた
水溜
(
みづたま
)
りのやうな
古池
(
ふるいけ
)
の中へ、
幾個
(
いくつ
)
となくのめり込んで
居
(
ゐ
)
る。
無論
(
むろん
)
新しい
手向
(
たむけ
)
の花なぞは一つも見えない。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
「寒い? さうだ——おまけに
水溜
(
みづたま
)
りに立つてゐるんだ! では、ジエィン、もうよろしい、あちらへいらつしやい。」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
すると今度は、林の中の小さな
水溜
(
みづたま
)
りの
蘆
(
あし
)
の中に居たよしきりが、急いで云ひました。
よく利く薬とえらい薬
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
溜
漢検準1級
部首:⽔
13画
“水”で始まる語句
水
水際
水底
水上
水面
水晶
水嵩
水車
水瓶
水洟