“水溜(たまり)” の例文
裏手は一面の蘆原(あしはら)、処々に水溜(たまり)、これには昼の月も映りそうに秋の空は澄切って、赤蜻蛉(あかとんぼ)が一ツ行(ゆ)き二ツ行き、遠方(おちかた)に小さく、釣(つり)をする人のうしろに、ちらちらと帆が見えて海から吹通しの風颯(さつ)と
葛飾砂子 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)