“菱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひし97.3%
びし2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とにかくしかしそれにしてもと、あんまりお帽子のひしがたが神経質にまあ一寸ちょっと詩人のやうに鋭くとがっていささかご人体にんていにかゝはりますが
電車 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
そこから山の宿までほんの一と息、平次の足は自然に、ひし屋の大番頭の伜で、手代をしてゐるといふ、清次郎の小間物屋に向つてをります。
黄金こがね作りの武田びし前立まえだて打ったる兜をいただき、黒糸に緋を打ちまぜておどした鎧を着、紺地の母衣ほろに金にて経文を書いたのを負い、鹿毛かげの馬にまたがり采配を振って激励したが
川中島合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)