“大菱屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおびしや50.0%
おほびしや50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お縫の話によると、外記はおととしの秋頃から吉原へかよい始めて、大菱屋おおびしや綾衣あやぎぬという遊女と深くなった。それについてはお縫も意見した。用人の堀部三左衛門さんざえもんいさめた。
箕輪心中 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
自分の方がひと足さきへ大菱屋おおびしやのしきいをまたいで、帳場にも声をかけてある以上は、自分のうちの客が本座敷へはいるのは当然の権利であると、ほかの茶屋の女中は主張した。
箕輪心中 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
お縫 大菱屋おほびしや綾衣あやぎぬとかいふ女子をなご……。一昨年をととしからの深い馴染なじみとやら。
箕輪の心中 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)