“大部屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おほべや66.7%
おおべや33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其昔そのむか大部屋おほべやあるきのおひとなりしを一ねんばかりにて御出世ごしゆつせ馬車ばしやつてのお姿すがたのやうの髭武者ひげむしやだとて立派りつぱらしうえるでは御座ござんせぬか、お前樣まへさまをとこなりや
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
土砂つちすなの如くつかひ捨る故に程なく三百兩の金も遣ひなくし今は漸々やう/\丸の内の本多家の大部屋おほべやころげ込めしを貰ひて喰居くひゐたりしが追々おひ/\寒さに向ふ時節なれど着物は古浴衣ふるゆかた一ツゆゑ如何共爲方なく不※ふと大部屋を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ジュリアの口添くちぞえがあったから、すべて好条件で話がまとまった。今日は見習かたがた「赤い苺の実」の三ばかりへ顔を出して貰いたいということになった。そして大部屋おおべやの人たちに紹介してくれた。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)