“喰居”の読み方と例文
読み方割合
くひゐ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
取出しあたへければ犬は尾をふりよろこ喰居くひゐるを首筋くびすぢつかんでえいやつてなげつけ起しもたゝず用意の小刀こがたなを取出し急所きふしよをグサと刺通さしとほせば犬は敢なくたふれたり寶澤は謀計はかりごと成りと犬の血を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
喰居くひゐるに越前守殿どうだ三吉其方の年は幾歳いくつになると聞れけるに三吉は早少し馴染なじみつきさまにてハイ私は當年十歳になりますと答へければオヽ十歳になるかよくこたへが分る至極しごく温和おとなしい奴ぢやいま尋ねる事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
土砂つちすなの如くつかひ捨る故に程なく三百兩の金も遣ひなくし今は漸々やう/\丸の内の本多家の大部屋おほべやころげ込めしを貰ひて喰居くひゐたりしが追々おひ/\寒さに向ふ時節なれど着物は古浴衣ふるゆかた一ツゆゑ如何共爲方なく不※ふと大部屋を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)