“巻菱湖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まきりょうこ66.7%
まきりようこ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天保三年九月その齢四十四、三度東行の途に上らんとする時、その友頼山陽らいさんようの病を京師に問い、江戸に来って巻菱湖まきりょうこ鉄砲洲てっぽうずの家に旅装を解いた。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
近い例としては市河米庵いちかわべいあん巻菱湖まきりょうこ貫名海屋ぬきなかいおく長三洲ちょうさんしゅう日下部鳴鶴くさかべめいかく巌谷一六いわやいちろく吉田晩稼よしだばんか金井金洞かないこんどう村田海石むらたかいせき小野鵞堂おのがどう中林梧竹なかばやしごちく永坂石埭ながさかせきたい等……みな芸術を解するところがないばかりでなく
書道習学の道 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
それは巻菱湖まきりようこといふ、やはり字のうまい人であつた。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)