“頼山陽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
らいさんよう87.5%
らいさんやう12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父はその青春時代の情操を頼山陽らいさんようなどの文章によって養われた。すなわち維新の原動力となった尊皇の情熱を、維新の当時に吹き込まれた。
蝸牛の角 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
頼山陽らいさんようの母梅颸ばいし女史の日記などは、山陽がお腹にやどる前から山陽の死後十数年にまで及んでいる。世界に例のない“母の日記”といえようか。
頼山陽らいさんやうの日本外史は王政維新の元素となり、又維新の前後に僅々の著書飜譯書を以て一時に日本國の全面を一變して、朝野改進の端を開きたるものあるが如し。
帝室論 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)
谷三山たにさんざん、森田節斎せつさい両家の筆談を録せる「二家筆談」と言ふ書ある由、(三山はつんぼなりし故なり。)我等は未だその書を見ねど、市島春城いちじましゆんじやう氏の「随筆頼山陽らいさんやう」に引けるを読めば
八宝飯 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)