“頼母子”の読み方と例文
読み方割合
たのもし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蘭軒は此年病の為に困窮に陥つて、蔵書をさへらなくてはならぬ程であつた。そこで知友が胥謀あひはかつて、頼母子たのもし講様の社を結んで救つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
むりして、ふとん頼母子たのもしをおとしたにちがいない。きっとそうだ。客ぶとんを作りたいといっていた母の、それが唯一の希望だったのに……。
(新字新仮名) / 壺井栄(著)
物々交換の状態から貨幣経済に次第に進み、貸借の関係は複雑になって、頼母子たのもしのごときものも発達する。商工業がまた次第に発達し、交通も頻繁となる。