“無尽講”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むじんこう80.0%
むじん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
抽斎は自家の窮乏を口実として、八百両を先取さきどりすることの出来る無尽講むじんこうを催した。そして親戚故旧を会して金を醵出きょしゅつせしめた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
被害者の懐中物は無尽講むじんこうの帳面が二冊キリ。蟇口がまぐちも煙草いれもない。……という極めてサッパリした現場なんだ。
近眼芸妓と迷宮事件 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
金兵衛さんの事までもスッカリ……毎月二十五日が本郷の無尽講むじんの寄合なので、帳面とお金を持って行かれる。その帰りに電車であたしの所へ見える事まで話しました。
近眼芸妓と迷宮事件 (新字新仮名) / 夢野久作(著)