“無礼講”の読み方と例文
旧字:無禮講
読み方割合
ぶれいこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一行が市村座へついたのは巳刻よつ(午前十時)すぎで、茶屋からすぐ桟敷へ通ると、みすをおろして無礼講ぶれいこうの酒宴がはじまった。
救民を賑わし、町屋も業を休み、城中の諸士は、無礼講ぶれいこうとあって、正月のように、昼から頬を赤く染めていた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
安斉先生は昼ごろまで辛抱しんぼうしていたが、とうとう小用がしたいといいだした。富田さんが『かまいません。舟の中は無礼講ぶれいこうですから、船頭のようにこのふなべりからなさい』
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)