“たのもし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
頼母子80.0%
可頼10.0%
頼母敷10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むりして、ふとん頼母子たのもしをおとしたにちがいない。きっとそうだ。客ぶとんを作りたいといっていた母の、それが唯一の希望だったのに……。
(新字新仮名) / 壺井栄(著)
私たちは追々年を取るばかり、お前たちはわかしと云ふもので、ここに可頼たのもしい親類が有れば、どれ程心丈夫だか知れんて、なう。そこで富山ならば親類に持つても可愧はづかしからん家格いへがらだ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
昔し欧洲に在て震天動地の偉功を奏せし宗教改革諸英雄の如き人傑あらしめば吾人は如何に頼母敷たのもしからずや、しかして顧みて実際を見るに、政治の世界は壮士を使用する者に蹂躪じうりんせられんとし