“可愧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はずか33.3%
はづかし33.3%
はずかし16.7%
はづか16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さようおっしゃりましてはお可愧はずかしゅうございます、誠にお麁末そまつで、どうぞ差置かれまし。」
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
お峯は彼が然諾ぜんだくさはやかなるにひて、紅茶と栗とのこれに酬ゆるの薄儀に過ぎたるを、今更に可愧はづかしく覚ゆるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
そうすりゃお蝶の方も、もうあれッきり、ふッつり切れた、私はこう孤島はなれじまに独り残されたようで心細い、胸騒むなさわぎのするのはそのために違いないんです、お可愧はずかしいね
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
恁麼こんなふとつてりますから、うお可愧はづかしいほどあついのでございます、今時いまどき毎日まいにちも三てはうやつてあせながします、みづがございませんかつたらういたしませう、貴僧あなた、お手拭てぬぐひ
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)