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可愧
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はづかし
ふりがな文庫
“
可愧
(
はづかし
)” の例文
お峯は彼が
然諾
(
ぜんだく
)
の
爽
(
さはやか
)
なるに
遇
(
あ
)
ひて、紅茶と栗とのこれに酬ゆるの薄儀に過ぎたるを、今更に
可愧
(
はづかし
)
く覚ゆるなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
貴僧
(
あなた
)
ずん/\
入
(
い
)
らつしやいましな、
何
(
ど
)
うもしはしません。
恁云
(
かうい
)
ふ
処
(
ところ
)
ですからあんなものまで
人懐
(
ひとなつか
)
うございます、
厭
(
いや
)
ぢやないかね、お
前達
(
まへだち
)
と
友達
(
ともだち
)
を
見
(
み
)
たやうで
可愧
(
はづかし
)
い、あれ
可
(
い
)
けませんよ。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
私たちは追々年を取るばかり、お前たちは
若
(
わか
)
しと云ふもので、ここに
可頼
(
たのもし
)
い親類が有れば、どれ程心丈夫だか知れんて、なう。そこで富山ならば親類に持つても
可愧
(
はづかし
)
からん
家格
(
いへがら
)
だ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
効
(
かひ
)
無くも余に軽く
弄
(
もてあそ
)
ばるるを
可愧
(
はづかし
)
うて
佇
(
たたず
)
みたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
可
常用漢字
小5
部首:⼝
5画
愧
漢検1級
部首:⼼
13画
“可”で始まる語句
可
可笑
可愛
可憐
可哀
可恐
可厭
可怪
可成
可惜