“はずか”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ハズカ
語句割合
47.9%
22.4%
16.7%
5.2%
4.2%
可恥1.6%
可愧1.0%
多羞0.5%
赧羞0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しめに怒っているふうでもない。そのクララは東京生れというのがうそじゃないらしい、ほっそりとした華奢な身体つきだった。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)
というのは、自分の愛情を現すことをしく思いもしたし、また、そのことを母に見られるのをきまり悪く思ったからでもあった。
(新字新仮名) / 横光利一(著)
続きの菜っ葉服を見て貰いたいためででもあるように、頭を上げて、手をポケットで、いや、おしい話だ、私はブラブラ歩いて行った。
淫売婦 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
自分の意志の力と云うものは、恐ろしく弱いことをしく思う。私の理智は明るいのだ。が、只、その理智を発動させて外にあらわす意志が弱いのだ。
ただ若旦那がこいさんの機嫌を取るためにはどんなに一生懸命であるかと云うことを、申しているのである、おしい話をするようだけれども
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「オイ、もうすこしシャンとしてお歩きよ……そんな可恥しいような容子をして歩かないで。是方がキマリが悪いや」
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
憑物でも放れて行ったように思うんですが、こりゃ何なんでしょう、いずれその事に就いてでしょうよ、」とかにを含んで、神月は可愧しげに上人が白きあるのごときを見た。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
丁度お種も女の役の済むという年頃で、多羞しい娘の時に差して来た潮が最早身体から引去りつつある。彼女は若い時のような忍耐力が無くなった。心細くばかりあった。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
白糸はれをき上げて、いくぶんの赧羞しさを紛らわさんとせり。馭者は月に向かえる美人の姿の輝くばかりなるを打ちりつつ、固唾みてその語るを待てり。
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)