“頼襄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
らいのぼる66.7%
らいじょう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頼襄らいのぼる序を作りて送る。十一月大阪に帰る。是年松本隣太夫、茨田軍次、白井儀次郎入門す。松本ははじめて七歳なりき。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
何がと自問する迄もなく、母の眼から見れば、明白な頼襄らいのぼるという人間には、事実いけない点がたくさんあるに違いない。怒られる原因が幾つもあるにちがいない。
梅颸の杖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
預けられた茶山の塾の壁に「山ぼんみず、先生どん」の出奔遺書をのこして京地へ走った一書生の頼久太郎は、今では、山陽外史頼襄らいじょうの名を
梅颸の杖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかしてかの封建局外の学士頼襄らいじょうのごときすら封建立法者の策中に籠絡せられ、なお農を尊び、商を賤しむの議論をなす。その弊また知るべきなり。
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)