“花菱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はなびし90.9%
かりょう9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あげ屋は花菱はなびしという家で、客は若い侍の七人連れであった。その中で坂田という二十二、三の侍はお花という女の馴染みであるらしい。
鳥辺山心中 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
みな川町に「花菱はなびし」という奈良茶の店がある。茶漬を売る店だが、寄合のために貸す座敷もあり、酒肴しゅこうの注文にも応じた。
○三月、川村花菱かりょう主宰にて有楽座に土曜劇場第一回試演を催す。俳優は藤沢浅二郎経営の俳優学校卒業生なり。
明治演劇年表 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)