“はなびし”の漢字の書き方と例文
語句割合
花菱100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もっともそれに備えて、ここの中軍、信玄のいる所でも、今や例の甲軍最大な象徴しょうちょうとしている孫子の旗も法性ほっしょうのぼりも、また諏訪明神の神号旗も、花菱はなびしの紋旗も、すべて秘してしまって
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
再び芝居町の名物高麗こうらいせんべいの店先みせさき(第七図)に花菱はなびしの看板人目を引き
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
と再び屋敷を立出たちいで、大曲りへかゝると、中間ちゅうげん三人は手に/\真鍮巻しんちゅうまきの木刀をひねくり待ちあぐんでいたのも道理、ようと思うほうから来ないで、あとの方から花菱はなびし提灯ちょうちんげて来るのを見付け