“法性”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほっしょう71.4%
さとり14.3%
ほふしやう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
信玄は黒糸縅しの鎧の上に緋の法衣をはおり、明珍みょうちん信家の名作諏訪法性ほっしょうの兜をかむり、後刻の勝利を期待して味方の諸勢をはげましていた。時に年四十一歳。
川中島合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
例えば函と蓋とが、方なれば方、円ければ円、恰好相応して少しもくいちがいのないように、無明の苦を抜かんと欲せば、正しく悲に宜しく、法性さとりの楽を与えんと欲せば、正しく慈に宜し。
親鸞 (新字新仮名) / 三木清(著)
ひたすらに法性ほふしやうのみちをもとめる。
藍色の蟇 (新字旧仮名) / 大手拓次(著)