“みくさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ミクサ
語句割合
水草50.0%
三種30.0%
三草20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地下じげの召し人の歌よみが、おれの三十になったばかりの頃、「昔見しふるき堤は、年深み……年深み、池のなぎさに、水草みくさ生ひにけり」とよんだ位だが、其後が、これ此様に、四流にもわかれて栄えている。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
この組の中には三種みくさの神あり、第一は統治ドミナーツィオニ、次は懿徳ヴィルトゥーディ、第三の位は威能ボデスターディなり 一二一—一二三
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
その兵庫への道を、彼の落ちてゆく残軍は、裏丹波の三草みくさへとった。この道は寿永じゅえいのむかし、源義経がひよどり越えを突いて出たときの間道である。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)