“みいろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
三色62.5%
三彩12.5%
三種12.5%
御色12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北野きたのはづれると、麥畑むぎばたけあをなかに、はな黄色きいろいのと、蓮華草れんげさうはなあかいのとが、野面のづら三色みいろけにしてうつくしさははれなかつた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
と叫びながら、林の小道で、黄信こうしんも馬の背から振り飛ばされていた。逃げる三彩みいろ賊魁ぞっかいを追ッかけたのがもとだった。“引伏セ”といういばら張縄はりなわおとし穴に落ちたのである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
親しい遠慮のない友達が来ると水菓子だの餅菓子だのと三種みいろ四種よいろも山盛りに積んだのを列べて、お客はそっちのけで片端からムシャムシャと間断しっきりなしに頬張ほおばりながら話をした。
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
そのわかき羊は誰に似たるぞのひとみ御色みいろ野は夕なりし
みだれ髪 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)