“四種”の読み方と例文
読み方割合
よいろ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八百屋の店には、朝市へ買出しに行つた車がまだ帰つて来ないので、昨日の売残りが四種よいろ五種いついろ列べてあるに過ぎなかつたが、然しお定は、其前に立つと、妙な心地になつた。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
親しい遠慮のない友達が来ると水菓子だの餅菓子だのと三種みいろ四種よいろも山盛りに積んだのを列べて、お客はそっちのけで片端からムシャムシャと間断しっきりなしに頬張ほおばりながら話をした。
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)