“北野”の読み方と例文
読み方割合
きたの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで直(す)ぐ準備(じゆんび)をして、下男(げなん)に藥箱(くすりばこ)を擔(かつ)がせ、多田院(ただのゐん)からの迎(むか)への者(しや)を先(さ)きに立(た)てて、玄竹(げんちく)はぶら/\と北野(きたの)から能勢街道(のせかいだう)を池田(いけだ)の方(はう)へ歩(ある)いた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
北野(きたの)の大茶(おおちゃ)の湯(ゆ)なんて、馬鹿気たことでもなく、不風流の事でもないか知らぬが、一方から観れば天下を茶の煙りに巻いて、大煽りに煽ったもので、高慢競争をさせたようなものだ。
骨董 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
北野(きたの)を出(で)はづれると、麥畑(むぎばたけ)の青(あを)い中(なか)に、菜(な)の花(はな)の黄色(きいろ)いのと、蓮華草(れんげさう)の花(はな)の紅(あか)いのとが、野面(のづら)を三色(みいろ)の染(そ)め分(わ)けにして其(そ)の美(うつく)しさは得(え)も言(い)はれなかつた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)