“御大家”の読み方と例文
読み方割合
ごたいけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地主が多くは酒屋となり、御大家ごたいけ居酒いざけを飲みに来るはした人足を歓迎するなどは、実に珍しい国柄と謂ってもよかった。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
御大家ごたいけのお孃樣……だか、奧樣だか、……阿母おつかさん……だか知らないが、お駕籠かごにでも召さないとお疲れになるんだね。』と、小池はひやゝかに笑つた。
東光院 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
若旦那の甲子太郎様は、御大家ごたいけの坊っちゃんらしい、我儘わがままな方で、ずいぶん道楽もしましたが、人などを殺すような、そんな悪い方じゃございません。