“御大”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おんたい57.1%
みほ14.3%
ごたい14.3%
みお7.1%
ミホ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
サロンには、「会社のオッかない人、船長、監督、それにカムサツカで警備の任に当る駆逐艦の御大おんたい、水上警察の署長さん、海員組合の折鞄おりかばん
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
ここに答へ白さく、「はえ白さじ。我が子八重言代主やへことしろぬしの神これ白すべし。然れども鳥の遊漁あそびすなどりして、御大みほさきに往きて、いまだ還り來ず」
かならず二寸くらいの長さにして、それを御大ごたいそうに左の方で分けるのみか、右のはじをちょっとね返してすましている。これも精神病の徴候かも知れない。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
出雲いずもの国の御大みおさきという海ばたにいっていらっしゃいますと、はるか向こうの海の上から、一人の小さな小さな神が、お供の者たちといっしょに
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
おほくにぬしの命が、出雲の御大ミホの岬に立つて居られた時、り来た神に、侏儒のやうなすくなひこなの神がゐた。そこで協力して、天孫降臨以前の葦原の中つ国を作つたといふ。
古代人の思考の基礎 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)