“みお”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ミオ
語句割合
見下35.9%
瞰下20.4%
水脈18.4%
12.6%
水尾3.9%
御大1.0%
三尾1.0%
三折1.0%
俯瞰1.0%
澪標1.0%
見終1.0%
見置1.0%
見落1.0%
鳥瞰1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まるで飛行機が曲芸飛行をしているような有様だった。一郎がようやく石垣をじのぼって、下の池の方を見下みおろすと、かの怪人はもう池の向う岸にいた。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
大日岳の連嶺にはいつもながら雪が多い。劒と大日との間から別山べっさんが、不思議の世界でも覗くように脊伸せのびして、魚津の海を瞰下みおろしている。
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
水脈みおに引かれて水死人らしい男の、丸太のような身体が浮き沈みしながら、船尾ともから一間ほどの水面を、船の方へ従いて来ていた。
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「だからわたしが断っておいたじゃないか。——あの情夫いろは、みおの伝兵衛という大泥棒なのだよ」
春の雁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
白い水尾みおを引く左膳の船のあとに乗って、栄三郎、泰軒の船があきもせずについてゆくばかり……。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
出雲いずもの国の御大みおさきという海ばたにいっていらっしゃいますと、はるか向こうの海の上から、一人の小さな小さな神が、お供の者たちといっしょに
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
建御雷神たけみかずちのかみはそれを聞くと、すぐに天鳥船神あめのとりふねのかみ御大みおさきへやって、事代主神ことしろぬしのかみんで来させました。そして大国主神に言ったとおりのことを話しました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
この天皇、三尾みおの君等の祖先のワカ姫と結婚してお生みになつた御子は、大郎子・イヅモの郎女のお二方ふたかたです。
ひらめくは稲妻いなずまか、二折ふたお三折みおれ胸のあたりを、するりと走るやいなや、かちりと音がして、閃めきはすぐ消えた。女の左り手には九すん白鞘しらさやがある。姿はたちまち障子の影に隠れた。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
彼が止めているにもかかわらず、上の者どもは藤蔓ふじづるにすがったり、根笹を頼りにして道もない傾斜を手長猿のようにつながって降りてくる。そして、一応渓流のあたりを俯瞰みおろしてから
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
桟橋のあるあたりは、泥深い干潟で、海の中へ澪標みおのように杭を打ち、アタップの、みじめな小屋が、傾いたりのめったりしながらいくつもあやうく載っている。
ノア (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
にんは、それを見終みおわってしまうと
夕焼け物語 (新字新仮名) / 小川未明(著)
かねて見置みおきしすゞり引出ひきだしより、たばのうちをたゞまい、つかみしのちゆめともうつゝともらず、三すけわたしてかへしたる始終しじうを、ひとなしとおもへるはおろかや。
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
なにからなにまで見落みおとすことがなく、またうたいなされるこえや、かすかにふるえるおとのひとつひとつまできのこすことがなかったのであります。
赤い船 (新字新仮名) / 小川未明(著)
トップリ暮れつくした師走の夜の屋根と屋根との間に覗かれる表通りの明るみを鳥瞰みおろしながら。
円太郎馬車 (新字新仮名) / 正岡容(著)