“水尾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みお80.0%
みずのお20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……浅草というところには、おのずから、そうした伝統がひそかな水尾みおをひいているのだ、という一つの語り草にすることが出来よう。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
白い水尾みおを引く左膳の船のあとに乗って、栄三郎、泰軒の船があきもせずについてゆくばかり……。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
鷹野たかのに行くよりも身軽だった。保津川を渡り、丹波口から水尾みずのおへ上ってゆく。道は嵯峨さが村の本道から登るよりもはるかにけわしい。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)