水尾みお)” の例文
……浅草というところには、おのずから、そうした伝統がひそかな水尾みおをひいているのだ、という一つの語り草にすることが出来よう。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
白い水尾みおを引く左膳の船のあとに乗って、栄三郎、泰軒の船があきもせずについてゆくばかり……。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
船の進むに従って水尾みおが一筋水面に走りそこだけキラキラと日光に輝き銀色をなして光っている。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
けてすなわ水尾みおや秋の川
六百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)