“見落”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みおと57.1%
みおろ14.3%
みお14.3%
みおち14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さてわたしたちはぎのしつにはひるまへに、ちょっと見落みおとした石器類せつきるい一應いちおうることにいたしませう。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
この町は荒海のほとりにある。石油がでるので斯様こんな辺鄙へんぴな処にも小さな町が出来たのだ。北の空の冴え冴えしいのは見落みおろす下には真青な海があるからのせいもある。北風の強いのも海が近いからである。
暗い空 (新字新仮名) / 小川未明(著)
なにからなにまで見落みおとすことがなく、またうたいなされるこえや、かすかにふるえるおとのひとつひとつまできのこすことがなかったのであります。
赤い船 (新字新仮名) / 小川未明(著)
長押なげし、柱、ほかの木口に較べて、すこし、見落みおちがするの、十畳の間には、神代杉じんだいってもらおう』
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)