“見置”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みおき50.0%
みお50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
出して見せたる故羨敷うらやましく思ひ我今百兩有らば安樂なるべし役に立ぬ寺への奉納と存じ何方いづかたへ仕舞置やとひそかのぞきしに重箪笥かさねだんすの引出へ入れたるを能々よく/\見置みおき其夜そのよ丑刻頃やつどきごろ忍び込み右の金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
むすびし者なりなんぢ當所たうしよとまりしは運命うんめいつくる處なり先刻せんこく見置みおきし金子はや/\拙者どもへ差出せよと荒々あら/\しげに申ける吉兵衞は少しもわるびれたる氣色けしきもなく此方こなたに向ひ兩人ども必ず慮外りよぐわい振舞ふるまひ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
かねて見置みおきしすゞり引出ひきだしより、たばのうちをたゞまい、つかみしのちゆめともうつゝともらず、三すけわたしてかへしたる始終しじうを、ひとなしとおもへるはおろかや。
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)