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重箪笥
ふりがな文庫
“重箪笥”の読み方と例文
読み方
割合
かさねだんす
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かさねだんす
(逆引き)
とばかりで、その目玉に射られるようで堅くなってどこも見ず、
面
(
おもて
)
を背けると
端
(
はし
)
なく、
重箪笥
(
かさねだんす
)
の前なる姿見。ここで
梳
(
くしけず
)
る柳の髪は長かろう、その姿見の丈が高い。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
出して見せたる故
羨敷
(
うらやましく
)
思ひ我今百兩有らば安樂なるべし役に立ぬ寺への奉納と存じ
何方
(
いづかた
)
へ仕舞置やと
竊
(
ひそか
)
に
覗
(
のぞき
)
しに
重箪笥
(
かさねだんす
)
の引出へ入れたるを
能々
(
よく/\
)
見置
(
みおき
)
其夜
(
そのよ
)
丑刻頃
(
やつどきごろ
)
忍び込み右の金を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
重箪笥(かさねだんす)の例文をもっと
(2作品)
見る
重
常用漢字
小3
部首:⾥
9画
箪
漢検準1級
部首:⽵
15画
笥
漢検準1級
部首:⽵
11画
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作者不詳
泉鏡花