“みおき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
見置50.0%
認置50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
出して見せたる故羨敷うらやましく思ひ我今百兩有らば安樂なるべし役に立ぬ寺への奉納と存じ何方いづかたへ仕舞置やとひそかのぞきしに重箪笥かさねだんすの引出へ入れたるを能々よく/\見置みおき其夜そのよ丑刻頃やつどきごろ忍び込み右の金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
むすびし者なりなんぢ當所たうしよとまりしは運命うんめいつくる處なり先刻せんこく見置みおきし金子はや/\拙者どもへ差出せよと荒々あら/\しげに申ける吉兵衞は少しもわるびれたる氣色けしきもなく此方こなたに向ひ兩人ども必ず慮外りよぐわい振舞ふるまひ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
誰もきくひとあるまじと存じうはさ仕つりし處御所刑場おしおきばかげに右彦三郎が居て其事を聞きたるにより私しどものあとに付て參り住居すまひ見置みおき翌朝よくてう尋ね來りて彦兵衞悴なる由を申きけ鈴ヶ森にて私し共の話を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
見て心中に點頭うなづき時分はよしと獨り微笑ほゝゑあたりを見廻せばかべに一筋の細引ほそびきを掛て有に是屈竟くつきやう取卸とりおろし前後も知らず寢入ねいりしばゝが首にまとひ難なくくゝり殺しかね認置みおきし二品をうばとり首に纒ひし細引ほそびき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)